トップ > コラム > ISO事務局 管理責任者へのエール > 第3回 「社員教育の悩みを解決するために」
LRQA情報誌「Value Eyes」やお客様向けメールニュースにてご紹介したLRQA ジャパン審査員コラムをご紹介します。
2007年10月01日
LRQA
主任審査員
辻 久男
プロフィール
大手ゴム・タイヤメーカーにて、開発・設計・工場運営・品質保証などに携わる。退職後、LRQA主任審査員となり、現在は、特別審査、審査員トレーニングなどを行う。
どうしてもISOというと、マニュアルが難しく、審査の前が大変といって、従業員には馴染みにくいイメージがあるかもしれません。しかし、ISOのマネジメントシステムは、社内が一丸となってこそ、その価値が生まれるものです。では、一体どうしたら従業員をうまく巻き込んでいくことができるのでしょうか。 “ヤル気を出せ”といっても、そんなことはみんな言われ続けていることでしょう。どのように広めていくかにエネルギーと知恵を使うことが、ISO管理責任者の腕の見せ所です。
そのために、まずは、伝票、帳票類の管理、整理の方法などを、現場に即した無理のないルールにしていくことからスタートしましょう。このときに、何か現場で違和感のある部分を整理していけば、“やりやすくなった”“スムーズになった”と実感して、ISOのルールが自然に馴染んでいくのではないでしょうか。そうすれば成果が徐々に見えるようになり、頑固な職人気質の方が“オレが教えてやらなきゃいかんな”と思うようになったり、若い従業員が自発的に取り組むようになったり、社内の文化・風土が変わっていくのです。
さらに、少しでも成果が出れば、経営者にお願いして朝礼などで“最近は、どこがよくなった”と褒めてもらいましょう。従業員の気持ちもよりポジティブなものになっていきます。このように社内意識をプロモートしていくこともISO管理責任者の大切な役割なのです。
ISO事務局 管理責任者に贈る、ISOの管理運営をスムーズに行っていただくためのメッセージ。 (計4回)