コラム

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第2回 「ISO50001 エネルギーマネジメントシステム規格の動向(2)」

2009年10月13日

前回の記事で、ISO 50001エネルギーマネジメントシステム規格の動向についてお伝えしましたが、今回は現在検討されているISO 50001の規格の構成及びその特徴をご紹介します。

2009年8月現在この規格はCD(Committee draft : 委員会原案)の段階で、DIS(Draft International Standard : 照会原案)の発行に向けた投票が行われており、2010年末~2011年初に向けたIS (International Standard : 国際規格)の制定を目指しています。



出典元: 「ISO刊行物の制定手順」日本工業標準調査会ホームページより (図をクリックすると大きい図が表示されます)

この規格は、現在JTCG (合同技術調整グループ) で検討されているマネジメントシステム規格の共通要素の仕様に沿って構成されており、方針やそれに基づく目標の設定、文書化及び文書管理、力量・教育訓練、内部監査、マネジメントレビューなどの要素を有しています。

特にISO 14001と比較してみるとその多くの要素には共通するものがありますが、環境側面に該当する部分では、詳細に要求事項が記述され、次のような構成によって、よりパフォーマンス改善を指向した規格となっています。

  • エネルギープロファイル:測定結果に基づきエネルギーの使用を分析し、著しいエネルギーの使用を特定する。
  • エネルギーベースライン:12ヵ月以上の測定結果に基づきエネルギーベースラインを設定する。
  • エネルギーパフォーマンス指標:目的及び目標への進捗状況を評価するためのパフォーマンス指標を設定する。


これらの要求事項は、省エネ法の要求とも整合しているため、法への適合を確実にするために活用できるものとなっています。

さらに、運用管理に該当する部分では、施設・設備の設計やエネルギー購入においてもエネルギー効率を考慮することを要求事項に組み入れることが検討されています。

これらの要求事項を体系的に適用することは、省エネ法に基づく省エネ目標の達成のみならず、環境マネジメントシステムの運用においてその成果に行き詰まりを感じている組織にとっても大きな改善をもたらすことが期待できます。

 

ISO50001 エネルギーマネジメントシステム規格の動向

2009年9月~10月執筆。産業界から広く注目を集めつつある規格、ISO 50001 - エネルギーマネジメントシステムについて。(計2回)

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