LRQA情報誌「Value Eyes」やお客様向けメールニュースにてご紹介したLRQA ジャパン審査員コラムをご紹介します。
2010年02月02日
ある検査・認証機関で工業製品及び一般消費財部門の検査・認証の責任者になった1996年4月。
当時私はどのようなサービスを新たに手掛けるかについて調査しており、その中に英国の森林認証グループが展開しているカーボン・オフセット・ベリフィケーションというサービス・メニューを発見した。これは、森林吸収量を認証し、それにより排出量をオフセット(埋め合わせ)することを検証するというサービスで、もちろん当時の日本では発表されていない。私は非常に興味を持ち、そのサービスについて森林認証グループの責任者より説明を受け、日本での当サービスの開発を開始した。私にとってこの1996年が温暖化元年であった。
当時、カーボンオフセットに関しては関心がなく、森林認証をまず普及させようと考え、日本で最初に始めていたものの停止状態になっていたサービスを再発掘し、英国から講師を招いて第一回森林認証講習会を1999年にWWFの後援で開催した。その時の受講申込者は、民間コンサルタント会社の一名を除き全て東京大学、京都大学を始めとする国立大学の大学教授、助教授が占めていた。
その中で東京大学の助教授(当時)から学部学生及び大学院生のオブザーバーとしての参加許可要請があり、席を別に設け参加を許可する事とした。講習会終了後その助教授から大学院在学中の女性を紹介され、是非入社したい希望を持っていると伝えられ、後日面接を行った。志望理由を尋ねたところ、「環境のため、人のために奉仕してお給与を頂ける。こんな素晴らしい仕事はない」と表現し、私も思わずうなずいていた。新規正社員採用が厳しい時代であったが、東奔西走し採用を決定し、その後、彼女と二人三脚で森林認証、森林吸収源認証及び温暖化認証についてビジネスを展開していく事になった。
(第2回へ続く)
LRQAジャパン 地球温暖化サイト http://www.climate-change.jp/
LRQAジャパン版 GHG検証員の『私の履歴書』です。(計6回)