コラム

LRQA情報誌「Value Eyes」やお客様向けメールニュースにてご紹介したLRQA ジャパン審査員コラムをご紹介します。

第5回目:ISO/DIS 22301とISO 9001の章構成比較

2011年08月08日

前回のコラム(第4回目)でご紹介した、事業継続マネジメントシステム(ISO/DIS 22301)に引き続き、今回は、規格の内容について説明をしたいと思います。

現在、ISO/DIS (国際規格原案)* から、次の段階ISO/FDIS(最終国際規格案) *に進んでいますが、こちらはまだ資料が公表されていないため、DIS(国際規格原案)を基にご紹介します。
   * ISO規格は通常、以下の手順を踏んで、作成されます。
     1. NP(新作業項目)の提案
     2. WD(作業原案)の作成
     3. CD (委員会原案)作成
     4. DIS(国際規格原案)の照会
     5. FDIS(最終国際規格案)の策定
     6. 国際規格の発行

ISO/DIS 22301の概要をつかんでいただくために、ISO 9001:2008(QMS)と比較してみたいと思います。様々な見解があると思いますが、本資料をもとに概要をつかんでいただければ幸いです。

ISO/DIS 22301では、マネジメントシステムの基本的な考え方であるPDCAは、“規格全体”と“8章”で運用する2重構造となっていますので、8章を除く部分と8章で、マネジメントレビューなどが、2回登場します。

ISO/DIS 22301とISO9001の章構成対比表

表を見てお気付きの方もおられるかもしれませんが、このISO/DIS 22301は、数年後を目標に現在改定が進められている、ISO 9001 や ISO 14001などと同じ章構成となっています。新しいISO規格では、マネジメントシステム規格のフォーマットの統一が検討されているのです。
そのため、従来のISO 9001:2008やISO 14001:2004とは異なった章構成となっています。

これまで、BCMSの説明をしてきましたが、「BCMSを構築した場合、有事の時以外に、何かメリットを考えることはできないか?」ということで、次回は、BCMSと利益保険について、少し踏み込んで考えてみたいと思います。

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