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【QMSファミリー セクター規格解説】 ISO/TS16949 - QMSのさらなるレベルアップへ

2007年10月01日

企業規模、業界を問わず、幅広く導入が進められてきたISO9001。現在、この品質マネジメントシステムをさらにレベルアップさせるために、 ISO9001をベースとしたセクター規格への移行審査が注目を集めています。セクター規格とは、自動車産業、航空宇宙産業、食品産業などに特化した規格ですが、業界の実情に合わせた内容となっているため、高度な品質管理の仕組みづくりが行えるだけではなく、営業ツールとしても有効なものと認識されています。

自動車産業セクター規格 ISO/TS16949 LRQAジャパン
主任審査員 白須 克紀
 
 
 

不良品ゼロが至上命題、品質要求が厳しい自動車産業。

自動車産業では、製品が安全と直結していることから、不良品ゼロが至上命題となっています。しかし、人間系の介在する部分では、ポカミスが発生することがあり、これを解決することは永遠の課題です。また、最近では、電子制御部品が増えるなど、より幅広い角度からの品質管理が必要となっています。さらに、昨今、あらゆる業界で品質管理に対してかつてないほど厳しい目が向けられるようになっており、自動車産業でも、サプライヤーへの要求がさらに厳格になってきています。こうした状況下で、ISO9001に比べ、より高度かつ多角的な品質管理が行える、自動車産業セクター規格ISO/TS16949の認証取得が求められるようになっているのです。

ISO/TS16949の大きな特長は、コアツールの採用。

ISO/TS16949では、自動車産業特有の規格が盛り込まれており、ISO9001の要求事項(shall)が約130なのに対して、ISO/TS16949は、約270。中でも、大きな特長となっているのが、コアツールの採用です。
コアツールのひとつ統計的工程管理“SPC”を活用すれば、工程が不安定になった段階で、不良品発生防止対策が行えます。さらに、複数の部門を横断しながら、潜在的なリスクを予測、分析する故障モード影響解析“FMEA”などを導入することで、より厳格な品質管理体制を確立することができます。また、顧客固有の品質システム要求事項にも対応していかなければならないのも、ISO/TS16949の大きな特長のひとつです。

認証取得が、新規顧客獲得にもつながる。

これまで自動車産業では、過去トラブル分析などの管理手法を導入する企業もありましたが、より高度なISO/TS16949を理解してステップアップすることで、品質管理体制のレベルを確実に向上させることができます。また、ISO/TS16949というのは、自動車産業の中でもその難易度が広く認められており、この認証を取得することで、信頼性、宣伝効果を高めることもできるでしょう。また、第二者監査も削減でき、ISO/TS16949を取得した企業が、次々と新規顧客を獲得していったという例も少なくないようです。

ISO/TS16949への移行審査は、LRQAへ。

ISO9001 からISO/TS16949へステップアップする際に気をつけたいのが審査登録機関選びです。未だに、ISO9001の94年版スタイルの適合性を重視する審査を行っている審査機関もありますが、LRQAでは、2000年版に沿って有効性を重視。また、CAPDoという、組織が抱える課題、改善ポイントを最初に明確にする審査スタイルのため、効率的かつ効果的な改善を実現していただけます。また、製造部門だけではなく間接部門までを含めたプロセスの有効性、効率を審査しているのも大きなポイントです。ISO/TS16949への意義ある移行審査のために、他の審査機関からLRQAへの乗り換えをご検討されることをおすすめします。 なお、ISO9001とISO/TS16949は重複する要求事項が多いため、LRQAでISO9001を審査登録したお客様が、引き続きLRQAで移行審査を行う場合には、審査工数が約30%削減されるという制度もあります。ぜひ、ISO/TS16949の移行審査はLRQAにお任せください。

ISO/TS16949の追加要求事項 の図、 ISO/TS16949認証取得のメリット の図

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