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2007年10月01日
LRQAジャパン 航空宇宙産業経験審査員
稲垣 剛
航空宇宙産業セクター規格 JIS Q 9100
航空宇宙産業といえば、品質保証に約1割ものコストをかけているといわれ、より厳格な品質管理が行われている産業です。しかし、チーズモデルに示されるように、幾重もの対策をしていても偶然が重なると、品質不良、事故を起こしてしまうことがあるのです。さらに、現在は、過去の教訓が風化してしまったり、コスト削減による効率化、2007年問題など様々な要因が重なり、品質保証のあり方が問われるようになっています。こうした中で、高い品質を維持していくために、航空宇宙産業では、JIS Q 9100の認証取得ニーズが高まっているのです。
航空宇宙産業では、長い間デファクトスタンダードとなっていた米国防総省規格MIL-Q-9858Aが廃止された後、国際航空宇宙品質グループによって IAQG9100が制定されました。これに対応して、JAQG(航空宇宙品質センター)によって制定されたのが、JIS Q 9100です。この規格は、ISO9001に、航空宇宙産業特有のレベルの高い要求事項を加えたものとなっています。追加があったのは、7章「製品実現」と8章「測定及び分析、改善」。顧客関連プロセスにおけるリスク管理や、設計におけるリスク排除、購買製造における付加要求、初回製品検査の詳細記録が必要となるなど、非常に緻密な要求事項となっています。
こうしたJIS Q 9100へステップアップすることで、特に中小企業では、大手企業が有しているような、高度な品質管理のノウハウを得ることができるでしょう。また、マネジメントシステムの大きな特長のひとつに内部監査がありますが、適切に行われていない組織も見受けられます。しかし、JIS Q 9100には、審査のチェックリストがついており、これを活かすことで、より有効な内部監査を実施していくことができ、継続的改善にもつながっていくでしょう。
さらに、営業的なメリットも見逃せません。JIS Q 9100を取得すれば、世界的なサプライヤーデータベースであるOASISに登録され、世界中の顧客からその信頼性が認められ、新規顧客開拓にも役立つでしょう。
JIS Q 9100は、難易度が高いがゆえ、審査する側にも高いレベルが要求されます。LRQAでは、日本の航空宇宙産業をリードする大手重工業会社の品質保証部門で、数年前まで活躍していた2人のスペシャリストを擁しています。現在の航空宇宙産業のノウハウを知り尽くしているため、より有効な品質管理体制の確立に役立つ審査をご提供できます。
また、現在、国内で実績のある審査登録機関は、わずかに4機関。そのうち、外資系の審査登録機関は、LRQAのみとなっています。国際的に認知度の高いLRQAの登録証なら、外国企業から高い信頼を獲得できるでしょう。
これまでLRQAでISO9001を取得した企業には、よりスムーズな審査をご提供することができるのはもちろん、他の審査登録機関でISO9001を取得された企業にも、様々なメリットを享受していただけます。ISO9001からJIS Q 9100への移行審査は、ぜひ、LRQAでご検討ください。

