LRQA(英国)が主催し、2009年7月1日(水)に行われた食品安全に関するオンラインセミナーの動画シリーズをご紹介します。
動画での会話は全て英語となりますので、こちらでは英訳(抜粋)をご紹介します。
(LRQA(英国)情報発信サイト BusinessAssurance.comにて配信している動画と同じものです)
コール・グローンフェルト:
食品安全はフードサプライチェーンにおける、きわめて重要な問題です。 アメリカ大統領バラク・オバマ氏の声明で、彼は大統領に選出される前に、「もし自分が大統領に選ばれたら食品安全を現状のままに放置することはない」と述べました。 彼がFDA(米国・食品医薬品局)に関する演説を行ったとき、新しい食品安全作業部会を作ることも表明し、食品と医薬品の安全を守ることは、政府のきわめて基本的な責務の一つであると述べました。 これは、米国やオバマ大統領だけの問題ではありません。
食品安全は、世界のフードサプライチェーン全体の最も重要な問題なのです。 このセミナーでは、現時点で食品に関する最も重要な安全問題について、私たちが経験してきたことと世界的食品メーカーや地域の食品メーカーとの関係に基づいて、お話しします。
次に、規格と認証について世界的な全体像を扱います。 ご存じのように、現在多くの規格と認証制度が存在し、フードサプライチェーンの各組織にとって、きわめて厄介な問題になっています。 さらに、食品安全マネジメントシステム規格であるISO 22000についてお話しします。 またPAS 220についても扱いますが、これは、食品メーカーにとって不可欠のプログラムをカバーする新しい規格です。 そしてFSSC 22000ですが、これは、その2つの規格をカバーする認証制度です。 FSSC 22000が機能するしくみと、それが開発された理由を説明します。 食品安全は重要な問題ですが、フードサプライチェーンにはリスクが増えました。 そこで今回のセミナーでは、皆さんが取り組むことのできる、皆さんの役に立つ解決策をお伝えしたいと思います。 食品安全だけでなく、他のリスクやマネジメントシステムにおける管理にも転用できます。 重要なことは、今後をどのように考えるか、将来の予想はどのようなものか、それがどうなるのか、あるいはどうあるべきか、を考えることです。
食品安全は重要です。しかし、食品に対しては、依然として多くの不安があります。 現在では、食品はこれまでになく安全です。食品安全に対しては多額の投資がなされましたが、サプライチェーンには、食品安全を脅かす新たな危険が生じています。 食品の世界的な展開と、食品成分や原材料の使用によって、食品安全は今後さらに重要になるでしょう。 経営者やCEOを常に用心させる食品不安に対して、私たちは最高の予防策を講じなければなりません。 食品安全に関して最も重要な問題は何でしょうか。 誰も、新聞に大きく取り上げられる会社でありたいとは思わないはずです。 人々は至るところで食べています。それだけに、誰にとっても重要なものなのです。 食品に何か問題があると、食品不安に関与する会社だけでなく、そのフードサプライチェーンの他のあらゆる関係者に影響が及びます。食品の安全には競争がないと言われるのはそのためです。
食品安全はマーケティングの問題でも、品質表示の問題でもなく、食品自体が安全でなければなりません。 消費者がスーパーに行ったときに、食品の安全を信頼でき、確信できなければならないのです。
話者: コール・グローンフェルト LRQA食品サービス・グローバル・プロダクト・マネージャー(Global Product Manager for the food services)。オランダ事務所・在籍。ISO 22000とPAS 220の要素を組み合わせた新しい国際的制度、FSSC 22000の規格化を進めている協会、Foundation for the Food Safety Certification(食品安全認証協会)の会長も兼務。
(第2回 終わり)